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ブログを再開してみよう、と決めました。

更新日:2022年2月1日

自分のwebsiteを立ち上げたものの、更新できないほど目まぐるしい日々を過ごしておりブログも半年以上塩漬けになっていました。


続かないのはフォーマットのせい、noteや別の媒体で書いたほうがいいかもと考え、ブログページをサクッと削除してしまおうと考えました。更新頻度の低いものをいつまでも残しておくのも印象が悪い、と思っていましたので。


そしていざ消そうとした瞬間に、このwebsiteを作ったときの思いやブログページを作ったときの思いがブワッと込み上げてきました。そしてやっぱり消すことをやめることにしました。


今日は2022年2月1日。そんなことはもうすっかり忘れていましたが、ちょうど1年前が初公開日でした。


1年前の自分はどんな感じだったか。

実はあまり思い出したくないのですが、物凄く鬱屈とした日々を送っていました。コロナ禍の影響もあり契約いただいていたメインの仕事がなくなって半年くらい経った頃でした。栗原精機の栗原社長のお誘いもあり、ギフトショーへの出展や製品開発に取り組んではいましたが、常に頭の片隅に「このままじゃ廃業だ。」という不安を抱えていました。個人事業が厳しいなら就職するしかないと考え、いくつかの企業に応募していた時期でもあります。自己肯定感の維持が難しく、メソメソ泣きながら作ったのがこのサイトです。成果を出しづらかった2020年を終え、実績らしいものが少ないなぁ・・・と嘆きながらこのサイトを組んでいたときのことを今でも覚えています。


泣いている時にはわかっていなかったのですが実はこの時すでにものすごく恵まれた環境にいたんです。苦しみながらも2020年は以下のような経験を得ることができました。


・栗原精機さんと一緒にギフトショーへ出品を初めての出展を果たした

・尊敬してやまない鍛冶作家、Metalsmith iijiの展示会イベントを完遂した


どちらも協力者あっての取り組みですが、不安な気持ちを抱えながらも主体的に動き、行動したことで得た、小さいけれどとても輝かしい実績です。


混乱の2020年が明け、栗原精機さんがオンラインショップを解説したりInstagramにチャレンジし始めた中で、だんだんと『私も、私自身でやってみようかな』という思いが高まってきました。


一方、就活は面接で玉砕したり、エージェントの発言に勝手に傷つき寝込んだり、かと思えばビジネスセミナーの面談に挑み、自身の事業の立て直しで厳しいこと言われ余計に落ち込んだり・・・。随分と方針ブレブレのまま自分を追い込んでいました。


20212月も継続してギフトショーに出展することは決まっていました。栗原組での参加に加え、アウトドア製品を作るチームとの協業もあり少し忙しくしていました。会期に合わせ自身の名刺を見直し、名刺に事業内容を書き示し、websiteを立ち上げました。名刺の刷新とウェブサイト開設は先述のビジネスセミナーでのコンサルとの面談で『あなたが何をやっている人なのかわかならい』と指摘されたからです。デザイナーなのに。落ち込みましたけど事実でした。悔しくて見直すことにしました。


個人事業を廃業して就職か、個人事業を継続か、決めきれないままギフトショーを乗り切りました。ギフトショーを終えて思ったことは以前のブログにも書きましたが連続して出ることで経験値の高まりを体感でき、独自ノウハウの獲得を実感できたことがとても大きな収穫でした。まだこの時は『デザイナーが出展社の皆さんのお手伝いをします』的な能動的な参加にとどまりましたが、それでも『楽しい』という何にも変えがたい感情を与えてくれました。出会いもたくさんありまだまだ自分が知りないだけで面白いことをやっている会社が日本中にあることを知りました。


この時点で、私のデザイン事業の収益化の目処は依然立っていませんでした。ですが、この『楽しい』を実感することが自分にとって何よりの救いでした。就活は自分を傷つけるだけになってしまっている気がしたのでこの時を最後にやめることにしました。


20212月のギフトショーを無事に終え、これからどうしようかなぁと考えていた時に栗原精機さんから「これからも一緒に自社製品開発をやっていきたい」というお気持ちを聞きました。帰りの電車で涙が止まりませんでした。家族は『本当に良かったね』ととても喜んでくれました。


連続してギフトショーに出たことで様々な方面の方からの期待を知り、小さな夢も描けるようになってきました。栗原社長と一緒に他の展示会を視察したり、他の催事に参加してみながら『町工場プロダクツ』のコンセプトを描き始めました。ついには『自分でやってみたい』と思うようになり出展実行委員会の立ち上げと委員長に名乗り出たのです。


町工場プロダクツの立ち上げ、そして2020年に残した、もうひとつの小さな輝かしい取り組み、西千葉でのMetalsmith iijiの展覧会についてはまた別の機会に後述したいと思います。


1年前にはなぜかずっと悪い想像しかしていませんでした。でも実際は1年経って上々となりました。100点満点ではないですが大健闘しました。新しい出会いや仕事にも巡り合え、個人事業は確実に良い方向に向かっています。個人事業から次のステップへと足を踏み出そうという意欲も出てきました。できていないことも多々ありますがひとつひとつクリアしていくつもりです。


不安は全くなくなったわけではないですが、それはそれでさておいて、チャレンジしてみること、そして小さな実績でもちゃんと自分で評価して次につなげたいと考えています。


今は、次の1年後が楽しみです。


自分へ

website開設1周年、おめでとう。』


















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